集中
2013-06-11
皆さんは、時間を忘れるくらい物事に集中(熱中)したことがありますか。
私は、食事をすることさえ忘れるほど物事に没頭し、時間を見てびっくりしたことがあります。
人は集中していると、本当に時間を忘れてしまうことがあるのですね。
「世界の発明王」といわれるエジソンという人の名前は、だれでも一度は聞いたことがあるでしょう。学校にはたった3か月しか行かなかったのです。それなのに、電信機・電灯・レコード・映写機などを次々に発明していったアメリカ人です。
エジソンは全く時間にしばられない人で、一度仕事に夢中になりだすと食事も忘れ、睡眠も忘れてしまうほどだったといいます。その代わりちょっとベッドに横たわると、一切のことは忘れてしまい自然に目が覚めるまで、1、2日でも寝込むといった具合だったそうです。
ある時、イギリスのある地位の高い人が、自分の子どもを連れてエジソンを訪ねました。
そして、「どうか、この子のために一生守っていく教えを授けてください」と、強く頼んだのです。
するとエジソンは、その子の頭をなでながら「いい子だ。けっして、時計を見るんじゃないぞ。」と言ったそうです。
これは、「時間を守らなくてもいい。」ということを言ったのではありません。
仕事などに集中する時には、「もう時間がくるか」「もう時間がくるかと」時計を見るような不熱心なことではいけないという教えであったのです。時間を忘れるほど、集中しなさいということです。