絆ストーリーⅠ
2014-02-04
先日、日曜にラジオでやっている「ゆうちょ・レターフォーリンクス」を久しぶりに聴きました。絆ストリーというコーナーがあって2つのお手紙が紹介されていました。
本日は、紹介されていたエピソードの3つのうち1つをご紹介します。私は、思わず聞き入ってしまいました。もう2つのお話しは、明日、明後日とブログに載せます。
これを読んで、皆さんはどんな感想をお持ちになるでしょうか。※この文章は、あくまでも「ゆうちょ・レターフォーリンクス」で紹介されたお手紙です。ご了承下さい。
【八百屋さんのおじさん】
中学校に通っていた頃、いつも八百屋さんの前を通り過ぎていました。そのお店は決して大きくもなく、繁盛もしていません。おじさんはひとりで切り盛りしていました。
頑固そうで、とってもとっつきにくい雰囲気だったけれど、学校に通い始めて1ヶ月過ぎた頃、会釈をするようになりました。3ヶ月を過ぎた頃には、「こんにちは」と挨拶をするようになり、5ヶ月経ったある雨の日には、傘を持っていない私に傘を貸してくれました。
毎日毎日お店の前を通るたび、話す言葉が増えていき、気がついたら挨拶も「おかえり」「ただいま」に変わっていたのです。八百屋さんの裸電球とおじさんの優しい笑顔を見ると、学校でどんな嫌なことがあっても、ホットしていました。おじさんに出会ってから5度目の春・・おじさんは店をたたんでなくなっていましまいました。
それ以来、会っていません。でもおじさんの言葉を今も覚えています。
悩む私に言ってくれましたよね。「人と違ってもいい、自分を生きなさい」。