八十八夜
2013-04-23
『茶摘(ちゃつみ)』の歌をご存知の方も多いと思います。”夏も近づく八十八夜♪”の歌い出しで知られていますね。その歌詞の中に、八十八夜とでてきます。それは雑節のひとつです。
雑節とは二十四節気以外に、季節の変化の目安とする特定の日の総称です。
八十八夜は、立春からかぞえて八十八日目にあたる日で、だいたい5月2日頃です。
【八十八夜の意味】
八十八夜は春から夏に移る節目の日、夏への準備をする決まりの日、縁起のいい日とされてきました。また、八十八夜の別れ霜というように、この頃から霜もなく安定した気候となり、茶摘み、苗代のもみまき、蚕のはきたてなど一般に農作業の目安とされています。
しかし「八十八夜の忘れ霜」「さつき寒」とも言い、急に気温が下がって霜が降り、農作物や果樹に思いがけぬ被害を与えることを警戒した言葉もあります。
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